安心、安全でおいしい作物ってなに?
農薬不使用、化学肥料不使用で栽培された作物全てが、それではないのです。
土作りや、良質有機肥料、天然ミネラル資材の施肥技術、微生物と植物の有機的な働き、そのことにより、農薬や化学肥料を使わなくても病害虫に負けないで育った作物のことだと考えます。
そらくも農場は農業を総合科学と捉え農業技術を学び活かし、品質の良い商品をお客様にお届けいたします
「農業は大変で儲からない」が先行し後継者も現れにくく、高齢化により地域農業従事者も減少しています。地域の農業環境を維持して行く事は数個の小規模農家だけでは難しく、また、大規模法人による農地の耕作は農業環境以外の地域活動維持には繋がりにくいと思います。
昨年、国が掲げた『みどりの食料戦略』においても有機栽培が見直され、世界的には有機栽培作物の需要は増えています。有機栽培技術を継承し、小規模農家を増やす事が、地域農業振興と地域活動維持に繋がると考えています。
そらくも農場は、南アルプス山脈の甲斐駒ヶ岳の麓の北杜市白州町横手地区で農業を営んでいます。
『雄大な自然に囲まれ、大きな空と大地の間(はざま)に立ち風や日の光を感じて家族や仲間たちと農業に従事しています』なんて書くと理想の農業生活のように思われるかもしれないですね。
実際は毎日のように土にまみれ、指先は土垢が取れず、真夏は照り付ける太陽に心折られ、真冬は寒さに負けないためにも体を動かす事で作業を進めています。
毎年何かしらの挑戦をして失敗もしていますが、積み重ねた経験と知識の中で合理的な農作業を進める事を心掛けています。農作業の合理性はその土地の気候や風土、環境、農業規模、農法などによって変ってくるのだと今更ながらに気付いています。
『合理的な農業は簡単な農業をおこなうとは違うのだ!』を掲げ、栽培技術と経営力のある小さな農業法人を目指します。
地に足をつけ、目線を植物の位置まで下げ、頭と体を柔軟に使いこなしながら,身体(からだ)が置き去りにならないように農業をおこなっています。